je joue

好きだってことを忘れるくらいの好き

回顧 2019

元々思いつきで始めたこの記事も3年目!

趣味が多くて、好きな人やものが多すぎて見放されてしまいそうだ〜

ということで毎年好きを整理して大放出しつつ、あわよくば他人に布教したいという下心だけでやってます。
文面にするとひどい。

今年も所々手前味噌ですが引用してますので、良い作品・良い沼があればぜひ貴方への布教になればと思います〜いい推し沼気分〜

(♡マークは特に好きな作品につけてます)

 

 

☆美術・展示・建築

カードキャプターさくら展 @森アーツ
ミュシャ展 @新宿小田急ギャラリー
エキゾチック×モダン @庭美
フェルメール展 @上野の森
岡上淑子 沈黙の奇蹟 @庭美
昭和メイクの移ろい @(株)クラブコスメチックス文化資料室ミュージアム
フランス近代名画展 @山王美術館
明恵の夢と高山寺 @中之島香雪美術館
ヨーロピアン・モード @文化服装学院
♡トルコ至宝展 @新美
女・おんな・オンナ〜浮世絵にみる女のくらし @松濤美術館
ウィリアム・モリスと英国の壁紙展 @横浜そごう美術館
♡ラファエル前派展 @三菱一号館
ギュスターヴモロー展 @パナソニック留美術館
藝大奏楽堂
新潟県政記念館
キスリング展 @庭美
ゆかた浴衣YUKATA @泉屋博古館分館
クリムト展 @都美
1933年の室内装飾 @庭美
♡ウィーン・モダン展 @新美
遊びの流儀 遊楽図の系譜 @サントリー美術館
みんなのミュシャ展 @Bunkamura
♡マリアノ・フォルチュニ展 @三菱一号館
音楽のある展覧会 @ホテルオークラ
カルティエ展 @新美
時効警察
天空ノ鉄道物語 @森アーツ

❇︎大切なことは全てカードキャプターさくらが教えてくれたんや…という90年代生まれのカードキャプター見習いのみんな〜!ってきもち。永遠のバイブルです。

 

❇︎今年のベストは岡上淑子展。
代表的なコラージュによく見られる、顔や体の一部が欠けていたり他のものに張り替えられている女性の姿。その身体性の解体と再構築、そこから広がってゆく解釈の多様性。

写真や日本画など多彩な作品の全てに光るセンスや、作品タイトルや自作の詩に対しての言葉遣い…もうとにかく才能の塊のような方です。しかも全部とにかく素敵。

 

❇︎ラファエル前派とモリス商会、クリムトとウィーン等、同じタイミングで時代が呼応するような展示が重なって面白かった。



☆ライブ

世武裕子 Raw Scaramanga @WALL&WALL
世武裕子フリーライブ @Ginza Sony Park
ルフレッド・ハウゼ・オーケストラ
みんなのミュシャ展コンサート
Fuji Rock Festival(7/26〜27)
KERA『LANDSCAPE』発売記念ライブ @Billboard Live Tokyo
Stella Donnelly @CLUB QUATTRO
♡EGO-WRAPPIN' Midnight Dejavu @東京キネマ倶楽部


❇︎2年ぶり2度目のフジロック
7/26
ANNE-MARIE
Ouzo Bazooka
OAU
Janelle Monae
ELLEGARDEN
MITSKI
THE CHEMICAL BROTHERS
グッドラックヘイワ

7/27
JAY SOM
ASIAN KUNG-FU GENERATION
ALVVAYS
MARTIN GARRIX
SIA

という流れ。

❇︎2日目夜の豪雨死ぬかと思いながら観たSIAのステージの演劇性について誰かと話したい。


❇︎今回のお目当てJanelle Monae女史があんまりに素晴らしくて。

もうね、歌がめちゃくちゃお上手で、ディーヴァってこういうことなんだと思ったし、ギターも弾けばダンスもめっちゃキレキレだし、女性ダンサー&バンド隊がみんなめちゃくちゃノリノリでこちらが楽しくなっちゃうくらい全身でこのステージを生きてる感じ。

衣装替えも多くて豪華、背景の映像はMVから引用もあれば、現実での事件にフォーカスしたり、彼女のMCでの力強い世界への宣言を含めメッセージ性が強い。

アルバム自体の世界観もすごいけど、ステージングが完璧でこれぞエンターテイメントだな…と思いながら、周りのエルレ待機組の女の子や外国の方とノリノリで踊りまくりました。夏のハイライトのひとつ。


❇︎アジカンをちゃんと見たらリライトで死にましたね懐かしくて。邦楽ロックはやっぱり私の根底に深く流れてると思いました。

全体的にRED MARQUEEで見たい人が多かったんですけど常に混んでてイライラでしたが、人混みの中見たMITSKIさんがね、遠すぎて途中で気づいたけど歌いながら舞台の上に並んでる机の上に座ったり寝そべったりしてて、コンテンポラリーみたいだし正直ほんとに色っぽくてパフォーマンスとしては最高に良かったなあれ…しばらく活動休止らしく残念…



☆音楽

EGO-WRAPPIN' 『Dream Baby Dream』
KERA 『LANDSCAPE』
高橋一生 『きみに会いたい -Dance with you』
折坂悠太 『朝顔
♡Stella Donnelly 『Beware of the Dogs』
Caravan Palace 『Chronologic』
椎名林檎三毒史』『ニュートンの林檎』『ワインレッドの心(井上陽水トリビュート)』
相鉄都心直通ムービー『ばらの花×ネイティブダンサー』
Valentine Hadjadj 『Girl』Sound Track

❇︎たいして音楽聴いてないというより完全に好きなものに閉じこもってる結果…大人になる弊害…

❇︎御察しの通り、結局林檎さんを聴いちゃうんだよ…
三毒史の中でも歌詞や視点が裏っぽい「ダークめ三部作」(わたしが勝手につけました) である、"マ・シェリ" "TOKYO" "あの世の門" がすごく好きです。
最近タンゴ調のアレンジが多くて、"ワインレッドの心"も含め、めちゃくちゃ好きすぎて…こういう曲で踊れる人間になりたい…

ニュートンの林檎は全曲とも聴いてて一発で「当時の原曲と違う!」ってわかる音質で、スルメのような味わい。

そして、"おとなの掟" 以来、自分が絶対観る〜と決めてたドラマの主題歌を担当されて、「あれ私がプロデューサーだった…?」と幻覚を見てしまうレベルでびっくりした "公然の秘密" もとい時効警察なんですけど、制作者が希望されてるのでいつか三日月くんの中の人が歌ってくれることを願ってるし、叶ったらほんとうにCD爆買いして世の中にはあまねく布教したい…*1



☆映画

The Lure (ゆれる人魚)
Il conformista (暗殺の森)
The Cakemaker (彼が愛したケーキ職人)
♡Quien te cantara (シークレット・ヴォイス)
若おかみは小学生!
ペンギン・ハイウェイ
The Favourite (女王陛下のお気に入り)
Saturday Church (サタデーナイト・チャーチ)
マスカレード・ホテル
九月の恋と出会うまで (舞台挨拶×2)
If Beale Street Could Talk (ビール・ストリートの恋人たち)
Green Book
♡My 20th Century (私の20世紀)
岬の兄妹
翔んで埼玉
Beautiful Boy
Dumbo (ダンボ)
Stan&Ollie (僕たちのラストステージ)
Boy Erased (ある少年の告白)
♡コンフィデンスマンJP
Breaking the Waves (奇跡の海)
Dancer in the Dark
Melancholia
The House That Jack Built
Aladdin
♡Girl
♡アンダー・ユア・ベッド
引っ越し大名! (試写&初日)
劇場版おっさんずラブ ×4DEAD済(応援上映皆勤賞w)
Thoroughbreds (サラブレッド)
Eighth Grade
♡マチネの終わりに

❇︎基本的には”映画.com”の方でレビューを書いております。かなり本気で書いています。ぜひお読みいただければ幸いです。大した本数観てないですけど。

ありきたりな女さんのMyページ(映画レビュー) - 映画.com

❇︎今年のベストは『シークレット・ヴォイス』
これ、1月にヒューマントラストシネマ渋谷で2週間くらいレイトショーしかやってなかったはずなので、殆ど知られてない気がする…
私も映画館に行けなくて、同じ時期に確か配給元から限定配信を行っていて拝見しました。
未見ですが『マジカル・ガール』のカルロス・ベルムト監督の作品。
とりあえず上記の私の本気レビューをお読みいただきたい…マジでかなりちゃんと観て解釈できてると思う。(無論、映画を観る楽しみはそれだけがすべてじゃないけどね)

ある歌姫が好きで、憧れていて、本物のようにコピーできる偽物である自分。
本物と偶然人生が交錯してしまった時、何が本物となりうるのか。
そこに母と娘の確執、女性同士の奇妙な連帯が絡んできます。
相反するものを描きつつ、幾重にも重なる複製・模倣の先にどんな結末が待っているのか。ぜひどうにかして観ていただきたいです…
模倣するという行為が幾重にもなっていくこと、コピーする/される関係が逆転もすること。物語の構造としてすごく複雑なんだけど、めちゃくちゃ面白いしすごくうまくできていて秀逸以外の何物でもないと思いました。
他にも女性同士の関係性も、海や折り紙などの抽象的なモチーフの反復の入れ方も、終始冷たい色調と不穏な雰囲気で満ち満ちた画面も、音楽のセンスも…もう全部素晴らしかった。

❇︎邦画ベストは『アンダー・ユア・ベッド』
原作がどうとか予告とかでセンセーショナルなイメージを抱きがちな作品ですが、すごくまじめに丁寧に作られた今年の静かな名作です。こちらもレビュー書いてます。
”名前”や”呼称”というものに対して、人一倍思い入れや持論がある私にとって、主人公の行動が一貫して「好きな人にもう一度本当の名前で呼ばれたい」という点に基づいていたから、もう本当に主人公のことを”在ったかもしれない自分の人生だ”と捉えて観てました。

❇︎2年ぶりに行きました。新文芸坐の「ラース・フォン・トリアー監督オールナイト」
たぶんここにきている人は全員やばい奴だと思いながら、前回『アンチクライスト』で嫌になっちゃって帰りたくなったけど始発がまだなくて帰れなかったヤツゥゥゥ!
今回は全て観たことある3本でしたが、感想は変わりませんでした。
奇跡の海→よい。主人公の行動のやばさと彼女の敬虔さや純真さという真逆の性質が比例するってすごすぎる発想なんだけど、ちゃんと理にかなっている。
・ダンサー~→私の人生ベストワンです。語りだしたら一晩かかるからまた今度。
メランコリア→冒頭10分とラストシーンだけでよい。あとは退屈な茶番。
って感じ。オメェほんとに監督のこと好きなの?って思われそうだけど、それなりにちゃんと面白いと思っては観てるんですよ…
しっかし、新作の『ハウス・ジャック・ビルト』はついに上映中に一瞬退席しちゃったよ…グロすぎて…あと芸術全般の教養をめちゃくちゃ試された。
でも「殺人は芸術たりえるのか?」という問いに真っ向勝負を挑んだけど、それが達成される瞬間は死するしかないという男の哀れで滑稽な話なのかもしれんな…オチでちゃんと地獄の底に落ちてたから、やはり理にかなっている話なんだよなぁと…*2

❇︎変化球としての『私の20世紀』の衝撃がすごい。
正直よくわかんない場面含めどんどん場面が切り替わって、複数の筋が同時進行で進むし、最後も抽象的な画で終わるので人によっては理解に苦しむかもしれない。
それでも、新しい世紀の変わり目に生きた人たちと、丁度元号が変わる2019年の日本人が観る偶然たるや!
20世紀に臨む人たちは”光”にあこがれていた。それは冒頭に出てくる豆電球を付けたダンサーの舞と目を輝かせる大衆に象徴されている。電話のような新しい技術と都市、女性の社会進出を訴え活動する女たちと古い男たち、対照的にそんなもの関係ない田舎?に生まれた双子も、度々夜空に光る星によって奇妙な運命をたどり、その運命は列車や船などアナログな交通機関によって交錯していく。
新しいものにあこがれ未来に想いをはせることと、運命の皮肉さや男女の出会いや母娘・姉妹の関係等、いつの世も変わらないものとのバランスが絶妙にミックスされた、当時を生きた人間ではない者が夢見るファンタジーのような、理想郷のような感じの映画でしたね。だから「私の」20世紀なのか。
あとパンフレットに掲載されていた「同床異夢=シネマトグラフ」という話が興味深すぎて感動した。買って正解。

❇︎フジテレビ制作の映画すごい!マスカレード・ホテル、翔んで埼玉、コンフィデンスマンJP、マチネの終わりに。全部面白かったし、エンタメ大作だし映画としてこだわってちゃんと造られているなって、エンドロールで余韻に浸れるんですよ。

昨年もベストで『昼顔』挙げたけど、ほんと近年凄いと思ってる。まぁ来年のダーボク新作が待ち遠しいヲタクですけどねぇ。

❇︎『Eighth Grade』のお父さんとのシーン、自分でも引くほどボロッボロに泣いた。世代違うけどケイラちゃんは昔の私のようでした。ガラガラのシネマート新宿で観てたんですけど、広い空間で静かに泣けて良かった。
10年くらい経つと昔の自分のことを、それこそ林檎さんの『目抜き通り』の一節のように「不幸だった訳がわかっている今は 損しただなんてまるでおもわない」と思えるようになるのかもしれないね、と言ってあげたくなった。

❇︎映画についてまじめに語りましたけど、まぁヲタ活がやばかったです、はい。
おっさんずラブのせいでマイ閃光ブレード買ったし、応援上映に嬉々として出かけるようになってしまったし、ついでに色の仕込み方と出し方や掛け声の仕方もかなりうまくなってしまった…個人的には”五郎のうどんの白”を入れるのがポイントです。
あとは我が推し高橋一生さんがね…舞台挨拶で握手してくださった…推しとの距離がゼロになってしまったどうしよう。
客席で白いバラを配って入場する流れでバラが途中で無くなったにも関わらず、ほぼ最後列だった私のあたりまでずっと握手しながら来てくださったんですね…ファンサ神…一生推し続けると決めましたわ…とりま2月の舞台のチケット5公演くらいは押さえたよ…
あと引っ越し大名で大きな槍をぶん回すアクションぶりに「この人銀幕スタァなんだよなぁ…」とうっかり惚れ直したのはここだけのないしょですよ。


☆演劇・舞踊

出口なし
♡世界は一人
A Love Supreme~至上の愛
♡キネマと恋人 (東京・新潟)
フローズン・ビーチ
お気に召すまま
どん底
組曲虐殺
♡ドクターホフマンのサナトリウムカフカ第四の遺稿 (横浜×2)
Q : A Night At The Kabuki
鎌塚氏、舞い散る
キレイ‐神様と待ち合わせした女-


❇︎ダンスは2本のみ。

 
Rosas来日。ほんとはバッハの『我ら人生のただ中にあって』の方が観たかったけど。


❇︎『世界は一人』がすごくよかったのにうまく思い出せない…
最初は平凡でよくある人生の断片を見せられているようなのに、少しずつ積もっていくことで人生のある地点で爆発したり、突然何かをそこに見出したりする。絶対的な普遍性。自分が大人になったからこそ染みる作品だった。
そこからの『キレイ』で松尾スズキさんと岩井秀人さんが、作・演出と役者の立場逆転していて胸熱。しかし私は某大河ドラマが頭をよぎりまくるのと、麻生久美子様のあまりの女神さしか目に入らず、物語が全然入ってこなかったから年明け遠征するかも…笑

❇︎たまたま『どん底』観たのが自分の精神が”どん底”の時で、そんな時にロシア文学なんて…と思いましたがすごくスッキリしてこれがカタルシスかと思った。
野田地図は安定のすばらしさ。

 

sherry5honey7jouer.hatenablog.com


❇︎そうです私はケラさんの舞台がどうしようもなく好きなんだよ…
私の人生ベストワンである『キネマと恋人』が再演!うれしい!
だって元ネタの『カイロの紫のバラ』がそもそも大好き*3なのに、それをこの布陣で舞台化なんて!と初演もばっちり観て、戯曲もDVDも買って観てたら再演決まって観たのに、あまりに思い入れがありすぎてもう再再演ないよな…と思ったら泣けてきて、東京千秋楽の帰りに大千秋楽のチケットを取ってた。
というわけで、ついにフジロック3日目蹴って同じ新潟でやっていた大千秋楽まで観に行ってしまった。舞台で遠征ははじめてでしたわ…しかも帰りに駅でばったりケラさんをお見かけして、本当に握手していただいた…(できすぎて怖いけど全部実話)
本作に関しては本当にめちゃくちゃ書きたいのですが、気持ちが強すぎていまだまとめられていないから、これからの人生の宿題にさせてください…
とにもかくにも、真っ暗な映画館の中の映写機の一筋の光のように、私の人生をずっと
照らしてくれる作品なのです。

 

 新作もめちゃくちゃよかった。こちらはちゃんと書いた!

sherry5honey7jouer.hatenablog.com

 



☆テレビドラマ

♡いだてん
♡グッドワイフ
よつば銀行 原島浩美がモノ申す!
後妻業
初めて恋をした日に読む話
ハケン占い師アタル
♡スキャンダル専門弁護士QUEEN
メゾン・ド・ポリス
♡フルーツ宅配便
みかづき
集団左遷!
あなたの番です
わたし、定時で帰ります。
白衣の戦士
きのう何食べた?
東京独身男子
監察医朝顔
僕はまだ君を愛さないことができる
TWO WEEKS
偽装不倫
ルパンの娘
わたし旦那をシェアしてた
凪のお暇
セミオトコ
♡サ道
ボイス
シャーロック
ハル 総合商社の女
まだ結婚できない男
♡G線上のあなたと私
同期のサクラ
4分間のマリーゴールド
時効警察はじめました
♡グランメゾン東京
ニッポンノワール

【後追い中】
トクサツガガガ
腐女子、うっかりゲイに告る。
だから私は推しました
怪談牡丹灯篭

 

❇︎もうみんなわかってると思うけど…いだてん最高じゃんねー!

絶対好きだなと思ってたけど予想を遥かに超える傑作だった。同じ時代に生きていてよかったと思える。

2年前『おんな城主直虎』で井戸の底に突き落とされ、大河ドラマにハマるといろんな意味でやばいことを思い知ったけど、その時ですら後追いでしたからね…

今回は初回からきちんと観て、全回感想ツイートを必ず書きました!完走した!

大河視聴者って本当にめちゃくちゃ教養と言語センスがキレッキレで私なんかまだまだだなといつも悔しく思いながらも楽しく読んでますが、私なりに完走できて達成感があった。マラソンも水泳も同じなんだろうな。

 

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❇︎『グッドワイフ』光の演出が素晴らしく所々眼を見張るシーンが。

あとはひたすら多田先生が素敵でときめいてしまった…物語としてはあの結末で正解なんだけど、杏子さんとお似合いだったなあ…ちょっとくっついてほしかったなあとも思ったり。

 

❇︎同時期に沼すぎて死んでいたQUEENもおすすめだよ…ひみよだ…公式がpixivとか言われてたし、マジで公式が最大手な良質ドラマだった…

いや真面目な話、氷見さん与田ちゃん、そして真野さん含め、女性たちの連携・連帯感=シスターフッドを描くのがフジテレビは上手い。『最後から二番目の恋』とか『セシルのもくろみ』とか。

 

 

❇︎推し・高橋一生様のお仕事で今年いちばん好きなビジュアルとキャラクター造形だった『みかづき

 

 

 

❇︎テレ東深夜ドラマの誘惑。

『フルーツ宅配便』は静かな名作。人生やり直しスイッチは押せなくても、日常の小さな機微を丁寧に拾う細やかな視点が凄くよかった…

きのう何食べた?』もそう。ごはんが美味しそうなドラマに駄作は無いと思うけど、静かに日常を描くことでちょっとした一言や仕草に宿る機微を掬っていく。それを媒介するのが食。たべものを通して想いが透けて見えてくる。生きていく中で互いにそれを知っていくのが特別な関係なんだってしみじみ思いました。

『サ道』は気付いたらすごく癒されちゃうし見入っちゃうし、磯村くんすっ飛ばしてうっかりほぼ父親くらいの歳の原田さんにときめいちゃった…三宅さんのおっさんボディも好き…偶然!偶然!

 

 

❇︎『G線上のあなたと私』あんまり観てる人周りにいなかったけど何で???ってくらい良かった!

自分のことのように思うシーンが沢山あってしんどかったけど、音楽に救われたことがあるすべての人の人生を肯定してくれるような感じがたまらなく好きだった。

大人の趣味は趣味でしかない、その残酷さも未来のなさも見えている中で「それでも好きだから」やるんだよ。好きだから続く。

その中で家族や同僚や友人とも違う、名称の付け難いけれど大切な存在に出会えることがどれほど奇跡に近くて素晴らしくて羨ましくてまぶしく見えたことか。

 

 

❇︎TBSはやっぱり良い。なんとなく観始めたら『グランメゾン東京』が面白すぎて気づいたらうちの家族全員観てました。

「大人の青春」と言ってしまうと陳腐な気もするけど、本当に料理が好きで人生を賭している人達がその中で挫折や絶望も沢山味わってて、自分の才能の限界を知っていたり、家族やかつての店と仲間を失ったりしている。

それでも毎日素晴らしい料理を生み出し続けるし、料理がやっぱりいちばん好きだし、絶対何かあっても"料理で返す"っていうのがブレなくてめちゃくちゃ格好良かったな…

何より、自分より年上の人達がこんな風に一生懸命に何かに懸けている姿を見ることができて、まだまだ人生序の口の我々には物凄い希望だった。走り続ける人生の先輩たちはこれからの未来を生き抜かなければならない時に、一筋射してくれる希望だと思ってます。

  1.  

❇︎時効警察ね…これに関しては現在進行形でとんでもなくハマってしまったので何も言えねえ…とりあえず霧山くんと三日月くんに会えない金曜深夜が耐えられなくて一期二期のDVDは箱買いした。

わたしがここ数ヶ月Twitterで毎日時効警察の話しかしてないような状態なのはもはや公然の秘密ですよね…こんなに面白くてやばい沼とは思わなかったし、もっと早く出会いたかったぞオォイ!(ガチであの婚姻届の出番が来ることだけを願って暮らしてます)

 

*1:マジで椎名林檎さんも好きだし、マジで麻生久美子さんも好き。ほんとうにただただ好き。提供と歌唱実現したらほんとに発狂する。ちなみにおふたりとも1978年生まれなんてこの年はビックバンでも起きたのかな?って感じだし、とにかく同い年だってことをみんなに覚えてもらえればわたしはええんや…

*2:これも『ダンサー~』のセルマとの比較で観るとなお論理的。こちらもレビューで書いてます。

*3:そのせいで卒業論文書いたくらいなんです。『カイロ~』とそれを進化させたといえる『泣くな、はらちゃん』の構造比較で、映像作品の入れ子構造と虚実の人間の世界線の移動について。今また論文書けるなら『今夜、ロマンス劇場で』と『キネマと恋人』も含めて比較したいなぁとか考えてる。